手術当日

いよいよ手術当日です。手術は午後2時からで、朝から絶食、午前11時から絶飲です。しかし午後1時半になるまではこれといってやることもなく、暇を持て余すばかり。舌の癌が結構痛いので、(さっさと切ってほしい!)と思いながらひたすら病室で待ちます。

13時半になると看護士さんがみえて、血栓防止のためのストッキングみたいなのを履いて、歩いて手術室まで行きました。手術台の上でまず上半身の服を脱ぎ、そのあと横になって上にタオルなどがかけられている状態で下半身の服を全て脱がせてもらい、素っ裸になりました。手術台周りのスタッフは男性の方が多いので、この状態にまず驚愕!舌の手術だし、手術着を着ながらやるものだと思っていました。。。
その後、麻酔針を刺されたり、酸素マスクがつけられたりした後、「身体が怠くなるお薬を入れますよー。」と言われると同時にに怠くなり、後は何も覚えていません。

揺さぶられて気がつくと何人かの人に囲まれているような気がしました(夢かもしれません。)がとにかく眠いのでまた眠ろうとするとまた揺さぶられ、首を振ってなんとか起きようと頑張っているうちにストレッチャーに乗せられて病室まで運ばれました。この段階では舌は痺れていて、痛みも何も感じません。
舌の痺れがなくなると、身じろぎできないレベルの激痛が襲ってきました。ひっきりなしに血の味がする唾が出てくるので飲み込むのですが、それがまた凄まじく痛く、もう思い出すのも嫌です。万が一再発したら、陽子線治療を!と迷わず言ってしまいそうです(>_<)
あまりの痛さに平常心は吹き飛び、付き添ってくれている母に2回キレ(申し訳なかった)、お見舞いに来てくれた旦那とおチビと話す気力もなく寝たふりしてやりすごし、喋れないながらも半泣きで看護士さんに痛み止め入れてほしいとアピールし、痛め止めを入れてもらった後、ようやく少しだけうとうとできました。その後は吐き気との闘いもあって、ほとんど眠れませんでした。。
手術後1日は一番辛かったです。